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熊野千鳥園の花や、園芸作業等を掲載しています。
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今日は今年咲いた五月雨タイプをアップしたいと思います。

この花は点が変わっているなと思い選別していた所、仮面騎士タイプだと教えて頂きました。

この花の交配は、今年の日本イワチドリ愛好会の会誌でも紹介した交配なのですが、ピンク紅一点花の五月雨タイプを狙った交配から出た花になります。

このタイプの花以外にも、通常の五月雨タイプや、少し点が大きい五月雨タイプ、ベタ系なものや狙い通りのピンクタイプが出ました。

ただ狙っていたピンクタイプはまだ木がしっかりしていない為、花がしっかり開かなかったり点の色も薄かったりとまだ改良の点がありそうです。

それでもひとつの交配でバリエーションが豊富な花が咲いてくれるのは面白い交配だったと思います。
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今日は古い花ですが、父の作出した銘品のひとつ【紅紀宝】を紹介したいと思います。

父が作出した最初の大輪紅一点花で、当園の大輪紅一点花系の大半がこの花の血を引いていると考えても良いほどの品種で、当園の交配にっとては大功労品種になります。

紅紀宝の親は、【大仁王】×【武蔵坊】の中から選別した大輪で反りの少ない【関羽】という大輪斑紋花を母体にして、【深紅】×【星の輝き】のF1紅一点の花粉を使い交配したものです。

紅紀宝は、大紅点で受け咲き気味に咲き、花弁が反らず、薄いながらも霧点がつく事が特徴の花です。

この品種を輩出した交配は、とても大輪紅一点花の出現率が悪かったと聞いていて、多数の苗があったにもかかわらず、紅紀宝の他に仮名【黒揚羽】と斑紋花で登録品種の【藤霧】の3つのみだったそうです。

大旭日や一目惚れ、酔白斑紋花や、純白紅一点花などで見られる、当園の花の特徴のひとつである、大紅点に咲く花は全てこの【紅紀宝】を起源に発展させた花になります。

今となっては、【紅紀宝】は特別な芸とは言えませんが、父が大切にしていた品種のひとつなので、今日はブログで紹介させて頂きました。

また、ブログも更新して行きたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

父が去る6月10日に前立腺がんのため、4年半の闘病生活の末永眠いたしました。63歳でした。

葬儀は11日、新宮市内のあすか斎苑で営みました。早速お知らせすべきところ、ご通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。

本人は常に前向きに病気と闘い、最後までイワチドリの事を想っていました。

父が生前にいただきました御厚情に深く感謝申し上げるとともに、謹んでお知らせ申し上げます。


前回のブログにも少し書いた【白日輪】×【白日輪×瀞遊蝶】の交配で出た純白紅一点獅子咲きを今日は紹介したいと思います。

花形が悪いのが難点ですが、しっかり純白一点の獅子で咲いてくれています。
前回のブログで紹介した純白大紅点花のような獅子をここから作って行きたいのですが、まだ花形修正には少し時間がかかりそうです。

【白日輪×瀞遊蝶】×【丹頂宝】の交配もあるので、そっちで花形が良い純白一点獅子が出れば、そこから交配を進めたほうが早いかもしれませんね。

それでも純白一点獅子が狙い通り出てくれたので、長い時間をかけて作った甲斐がありました。


今日は交配【二重丸】×【二重丸】このセルフ交配からの選別品を紹介します。

この花も父の自宅の蘭舎に置いてあった鉢に咲いていたもので、円弁純白大紅点花になります。

形もよく点も大きいものがあっても酔白だったり、と中々思い通りにいかない事が多いのですが、この花は交配の狙い通りの花が咲いてくれました。

純白紅一点花も随分良花が出てきましたね。

他にも今年は【白日輪】×【白日輪×瀞遊蝶】の交配から純白紅一点獅子咲きが出たので、今度はそれも紹介したいと思います。
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